むつもん
久留米の商店街の事など、つれづれなるままに・・・
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尾瀬あきら 「夏子の酒」より




 尾瀬あきらの描いた「夏子の酒」というコミックがあります。
 3年ほど前、子供が図書館から借りてきたものを一緒に読んでいて、改めて日本酒を見直すきっかけとなりました。

 ストーリーは、地方の蔵元の家に生まれながら都会でOLをしていた主人公の夏子が、兄の死をきっかけに本物の酒造りに挑戦してゆくというものです。
 ストーリーも面白かったのですが、この本は日本酒が造られていく過程や蔵元の酒造りへの情熱がよく描かれていて、改めて日本酒のすばらしさを認識した次第です。

 僕たちの年代は、日本酒を特級・1級・2級で区分した時代でしたから、単純に2級酒より特級酒がうまいものだと思っていました。 
 ですから今で言う純米吟醸酒が、蔵元の販路と知名度がないために、地酒の2級酒として販売されていた時代があった事を知ると驚いてしまいます。
 当時友人から、「本当にうまい酒は、地方の蔵元で2級酒として売られている。」と言われてもよく分からなかったのが実情でした。
 
 それが平成4年の酒税法の改正で、純米・醸造の成分区分に変わり、それに吟醸・大吟醸の精米区分。 
 さらに山廃(やまはい)・生もとなどの仕込みの表示までされるようになり、それなりの知識があれば日本酒を選んで購入できる時代となりました。
 ただ最近は少々表示が詳しくなり過ぎ、「石川県の蔵元〇〇酒造の山田錦を使った純米大吟醸山廃仕込み」などというダヴィンチコードのような暗号解読が必要な表示になってきているようです。
 昔の「特級酒 〇〇梅 金粉入り」とは随分の違いです。

 この事は、すでに酒造業界ではナショナルブランドの時代は終わり、地方の蔵元が腕を振う、本物を志向する時代に移ってしまったという事なのでしょう。
 おかげで、今では各地方の純米酒を飲み比べたりしながら、楽しめるようになりました。
 醸造アルコールを添加しない純米酒を飲むようになってから、二日酔いはしませんし、改めて日本酒の奥の深さに感心した次第です。

 純米吟醸酒などは少々値段が張りますが、確かに香りとこくがあり、考えてみればワインや他の発酵酒に比べて、はるかに安い値段で味わえる訳です。
 よくぞ日本に生まれけりという感じでしょうか。

 久留米周辺の筑後平野は昔からの酒どころですし、久留米杜氏(とうじ)を抱える酒造りの文化を持つ地域です。
 純米酒も各蔵元で様々な味わいがあるようですから、一度近くの酒屋さんに行かれて、自分の好みと料理に合う純米酒をアドバイスして貰ったらいかがでしょう。
 1升ビンを抱えて帰るのが気が引けるという方は、4合サイズもありますし、私はもっぱらこのサイズです。

 「お父さん、またお酒買ってきたの。」と奥さんに小言をいわれたら、今度は言ってあげましょう。
 「何を無粋な事を。酒は日本の文化だぞ。日本人が日本の酒を飲まないでどうする。」
 そこで、酒仕込みの知識と吟醸香のすばらしさを少々披露すれば、目を丸くするのは請け合いです。


お酒の知識は、堀川酒店ブログをご覧ください。

夏子2
尾瀬あきら 「夏子の酒」より


kawanokey35

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以上ホームページもご覧ください。


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kurume
 
 


 長くこの街を離れ、30年ぶりに久留米に赴任された方がおられます。 
 赴任されて真っ先に行かれたのは、この街にあるお好み焼き屋のお店だったそうです。
 「オーナーのおじいちゃんがまだ健在で、随分歳をとられておられましたが、学生のころの話をしてきました。」と、うれしそうに語っておられました。
 きっとそのお店のお好み焼きを食べながら、懐かしい友人や学生時代のことを思い起こされていたのでしょう。

 この商店街も「確かこの通りから路地を入って、突き当たったところにJAZZ喫茶があったはず。」
 と思って行くと、うどん屋さんになっていたりします。
 帰りながら、学生の頃大きなスピカーの前で耳を傾けていた自分の思い出が、いっしょに消えていってしまったような寂しさを感じたものです。
 
 商店街は変わっていくものですし、そこで営業する店も変わっていくのは当たり前なのでしょう。
 しかしそんな変わってゆく街に人々があつまり、そこでいろいろな思い出を得て帰っていく。
 それがきっと健全な街の文化なのかもしれません。

 この街もきっと30年後、
「学生のころ六角堂のイルミネーションを見ながら、あそこのベンチで友人と話し込んでいたんですよ。」とか、
「家内には、あそこの花屋で花を買ってプロポーズに行きました。」とか、
「あそこのレコード屋で買ったCDが、僕の音楽人生の始まりだ。」とか、
久留米に来た人たちが語ってくれる街になれたらいいなと思います。

 この街を、そんな夢があちこちに張り付いている街にしたいですね。



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 久留米商店街六角堂広場のイルミネーション

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久留米商店街 六角堂広場

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 久留米明治通りのイルミネーション
写真を一部、商工ニュースより転載させていただきました。



kawanokey35

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